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こんにちわ。最近お金が無くて困っているコカペプシです。
年末は何かと入用ですよね。まぁ、お金が消えること消えること。まるでブラックホールです。遊戯王カードのブラックホールも真っ青の破壊力。まぁ、一番真っ青なのはコカペプシなわけですが。
あぁ、イヤだイヤだ。どこかに目玉の飛び出すほどの大金でも落ちてないかしら。
なんて、無いものねだりをしてしまうほど、お金がありません。実際は自分の金遣いの荒さが原因なのですが……
あぁ、あの時、ヤツの口車に乗ってあんなものに手を出さなければこんな苦労はしなくてすんだのに。安請け合いさえしなければ、こんな極貧生活に身を窶さずにすんだのに。
〜 カード日記・1 〜 (ここは読み飛ばして貰ってけっこうですよ)
あれはいつだったか、たしかほんの数週間前のこと。某所にて、いつもの友人が何ともなしに放ったこの言葉がきっかけでした。
「あのさぁ、遊戯王大会に出てくれん?一緒にさ?」
どうやら友人は、とある遊戯王大会の実行委員をしているようで最低人数を確保しようと腐れ縁のコカペプシに声をかけたらしく、
「別に弱くてもいいからさ。頭数あわせにでてくれよ」
なあ。A☆HOか?お前、A☆HOなの!?
そんなの断れるわけが無いじゃないの。一昔前に鳴らした腕は錆付いていませんよ?優勝しちゃうよ?いいの?おいちゃんのブルーアイズが火を噴きますよ?サンダーボルトにブラックホール、激レアカードで蹴散らしちゃうよ?手加減なしでチビっ子泣かしちゃうよ?
なんて、悪魔のような笑みで押入れの奥に封印してあった禁断の遊戯王デッキ(記憶が確かなら7〜8年前のもの)を友人に手渡し、中を見ること数秒……そして、
「お前のデッキ、8割方禁止カードだ」
あん?禁止?禁止って何?使えないって事?え、どういうこと?あれ、おかしいな。ははは、冗談は顔だけにしてくれよ、マイフレンズ。
「あのなぁ、たとえこのカードが全部使えたとしても、こんな過去の栄光にすがりつく進歩のない猿デッキじゃ、現代のファンデッキにすら勝てやしないぞ」
なん……だと……。
カード日記・2に続く。……といいなぁ。
それではこの辺で今回のSS紹介をば。
今回のも発掘シリーズです。神隠しにあっていたSSを見事発見しましたので手直しすること数十分。無事完成と相成りました。
よろしければ、どうぞ。
『風邪?』
「う〜ん……」
「あれ? どうしたのよキョン。轢かれたウシガエルみたいな声出して」
「ウシガエルって、お前なぁ……あ、痛ぅ」
「ふぇ、なんだかとっても具合悪そうです」
「はぁ。まったくどうしたのよ」
「それが、朝から頭痛が酷くてさ。風邪でも引いたかな?」
「風邪? もう、ホントだらしないわねぇ。健康管理の一つもできないなんて、世話が妬けるというかなんというか」
「うるせぇ…・・・痛っ」
「ったく、えっと確かこの辺に……」
「あ。わたし頭痛薬持ってますよ?」
「……頭痛薬が、ってあれ?」
「すみません、朝比奈さん。頂きます」
「いえいえ。お水用意しますね」
「あ、それならアタシのお茶、まだ残ってるから……」
「――良かったら、飲んで」
「お、スマンな長門。助かるよ」
「むぅぅ……」
「ですが、酷くなる前に一度病院に行かれてはどうですか?」
「まぁ、そうだな。明日の朝、まだ痛むようなら行くことにするか」
「ふん! キョンが風邪引くわけないじゃない」
「けっ、どうせ俺はバカだよ」
「まぁまぁ、二人とも落ち着いて下さい」
「ふん!」
「けっ! ……あ、痛ぅ」
※※※※※※※※※
「――ったく、なんなんだよアイツは。意味不明に怒り出しやがって。しかもさっさと一人で帰っちまいやがる。あぁくそ、わけわかんねぇ」
《 プルルルル♪ 》
「ぅげっ。……ハルヒからだ」
『ちょっ! アンタまだ起きてるの!?』
「ちょうど今から寝るところだったんだよ」
『言い訳はいいから、ちゃんと暖かくしてさっさと寝なさいっ!』
「わかったわかった。頼むから大声を出さないでくれ。頭に響く」
『それと、明日は朝一で病院に行って診察を受けること!いいわねっ!』
「へいへい」
『えっと、それから……まぁ、いいわ。とにかく風邪なんて引いたら許さないから!』
「わかったよ」
『もう、ホントに分かってんのかしら……よし、決めた。明日はアタシもついていくわ』
「はぁ?」
『アンタみたいなどうしようもないヤツ、たった一人じゃ危なっかしいもの』
「たかが風邪の診察だ。付き添いなんていらねぇよ」
『反論は認めないわ。これは決定事項なの』
「勘弁してくれ。どういう診断が下っても、結果はいの一番でお前に連絡するからさ」
『だ〜め。アタシも付いていくから』
「あのなぁ……って、なんだ。もしかして心配してくれてんのか?」
『……別に。全然。これっぽっちも心配なんてしてないわ』
「へぇ〜、そうか〜、お前がねぇ」
『ち〜っとも心配なんて――』
「ありがとな? ははは。ハルヒから心配されるなんてなんか嬉しいな」
『うっ、うう、自惚れんなっ!!バカっ!!』
《 ガチャンッ!!! 》
「――ば、バカな事言うくらいなら、さっさと寝なさいよね、もう!」
おわり
若干、尻切れトンボ気味ですが、この微妙な二人の距離感が好きだったりします。
年末は何かと入用ですよね。まぁ、お金が消えること消えること。まるでブラックホールです。遊戯王カードのブラックホールも真っ青の破壊力。まぁ、一番真っ青なのはコカペプシなわけですが。
あぁ、イヤだイヤだ。どこかに目玉の飛び出すほどの大金でも落ちてないかしら。
なんて、無いものねだりをしてしまうほど、お金がありません。実際は自分の金遣いの荒さが原因なのですが……
あぁ、あの時、ヤツの口車に乗ってあんなものに手を出さなければこんな苦労はしなくてすんだのに。安請け合いさえしなければ、こんな極貧生活に身を窶さずにすんだのに。
〜 カード日記・1 〜 (ここは読み飛ばして貰ってけっこうですよ)
あれはいつだったか、たしかほんの数週間前のこと。某所にて、いつもの友人が何ともなしに放ったこの言葉がきっかけでした。
「あのさぁ、遊戯王大会に出てくれん?一緒にさ?」
どうやら友人は、とある遊戯王大会の実行委員をしているようで最低人数を確保しようと腐れ縁のコカペプシに声をかけたらしく、
「別に弱くてもいいからさ。頭数あわせにでてくれよ」
なあ。A☆HOか?お前、A☆HOなの!?
そんなの断れるわけが無いじゃないの。一昔前に鳴らした腕は錆付いていませんよ?優勝しちゃうよ?いいの?おいちゃんのブルーアイズが火を噴きますよ?サンダーボルトにブラックホール、激レアカードで蹴散らしちゃうよ?手加減なしでチビっ子泣かしちゃうよ?
なんて、悪魔のような笑みで押入れの奥に封印してあった禁断の遊戯王デッキ(記憶が確かなら7〜8年前のもの)を友人に手渡し、中を見ること数秒……そして、
「お前のデッキ、8割方禁止カードだ」
あん?禁止?禁止って何?使えないって事?え、どういうこと?あれ、おかしいな。ははは、冗談は顔だけにしてくれよ、マイフレンズ。
「あのなぁ、たとえこのカードが全部使えたとしても、こんな過去の栄光にすがりつく進歩のない猿デッキじゃ、現代のファンデッキにすら勝てやしないぞ」
なん……だと……。
カード日記・2に続く。……といいなぁ。
それではこの辺で今回のSS紹介をば。
今回のも発掘シリーズです。神隠しにあっていたSSを見事発見しましたので手直しすること数十分。無事完成と相成りました。
よろしければ、どうぞ。
『風邪?』
「う〜ん……」
「あれ? どうしたのよキョン。轢かれたウシガエルみたいな声出して」
「ウシガエルって、お前なぁ……あ、痛ぅ」
「ふぇ、なんだかとっても具合悪そうです」
「はぁ。まったくどうしたのよ」
「それが、朝から頭痛が酷くてさ。風邪でも引いたかな?」
「風邪? もう、ホントだらしないわねぇ。健康管理の一つもできないなんて、世話が妬けるというかなんというか」
「うるせぇ…・・・痛っ」
「ったく、えっと確かこの辺に……」
「あ。わたし頭痛薬持ってますよ?」
「……頭痛薬が、ってあれ?」
「すみません、朝比奈さん。頂きます」
「いえいえ。お水用意しますね」
「あ、それならアタシのお茶、まだ残ってるから……」
「――良かったら、飲んで」
「お、スマンな長門。助かるよ」
「むぅぅ……」
「ですが、酷くなる前に一度病院に行かれてはどうですか?」
「まぁ、そうだな。明日の朝、まだ痛むようなら行くことにするか」
「ふん! キョンが風邪引くわけないじゃない」
「けっ、どうせ俺はバカだよ」
「まぁまぁ、二人とも落ち着いて下さい」
「ふん!」
「けっ! ……あ、痛ぅ」
※※※※※※※※※
「――ったく、なんなんだよアイツは。意味不明に怒り出しやがって。しかもさっさと一人で帰っちまいやがる。あぁくそ、わけわかんねぇ」
《 プルルルル♪ 》
「ぅげっ。……ハルヒからだ」
『ちょっ! アンタまだ起きてるの!?』
「ちょうど今から寝るところだったんだよ」
『言い訳はいいから、ちゃんと暖かくしてさっさと寝なさいっ!』
「わかったわかった。頼むから大声を出さないでくれ。頭に響く」
『それと、明日は朝一で病院に行って診察を受けること!いいわねっ!』
「へいへい」
『えっと、それから……まぁ、いいわ。とにかく風邪なんて引いたら許さないから!』
「わかったよ」
『もう、ホントに分かってんのかしら……よし、決めた。明日はアタシもついていくわ』
「はぁ?」
『アンタみたいなどうしようもないヤツ、たった一人じゃ危なっかしいもの』
「たかが風邪の診察だ。付き添いなんていらねぇよ」
『反論は認めないわ。これは決定事項なの』
「勘弁してくれ。どういう診断が下っても、結果はいの一番でお前に連絡するからさ」
『だ〜め。アタシも付いていくから』
「あのなぁ……って、なんだ。もしかして心配してくれてんのか?」
『……別に。全然。これっぽっちも心配なんてしてないわ』
「へぇ〜、そうか〜、お前がねぇ」
『ち〜っとも心配なんて――』
「ありがとな? ははは。ハルヒから心配されるなんてなんか嬉しいな」
『うっ、うう、自惚れんなっ!!バカっ!!』
《 ガチャンッ!!! 》
「――ば、バカな事言うくらいなら、さっさと寝なさいよね、もう!」
おわり
若干、尻切れトンボ気味ですが、この微妙な二人の距離感が好きだったりします。
6件のコメント
[C871]
はじめまして、音色カノンさん。
いえいえこちらこそ、目を通していただけただけで光栄ですよ。
コカペプシもなかなか力量が上がらずに悶々としながら書いています。
一日でも早く上達出来るようにこれからも頑張っていきますので、よろしくお願いしますね。
いえいえこちらこそ、目を通していただけただけで光栄ですよ。
コカペプシもなかなか力量が上がらずに悶々としながら書いています。
一日でも早く上達出来るようにこれからも頑張っていきますので、よろしくお願いしますね。
- 2008-12-08
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